英ポンド の特徴
主要な通貨の1つとしてウォッチしておきたい通貨がイギリスで流通している「ポンド」です。
かつては基軸通貨としての役割を担っていましたが、アメリカの台頭とともに米ドルにその座を明け渡しました。
さらに、ヨーロッパ通貨「ユーロ」の登場で、存在感はさらに薄くなってしまいました。
英ポンドの特徴は、高金利通貨であるということです。
1989年には金利が最大15.625%をつけましたが、その後は下落基調をたどっています。
それでも、円の金利と比べると高いため、スワップポイント狙いで長期保有しておくと、外貨預金の感覚で運用することができます。
英ポンド円チャート
この他では、次のような点に注意しておきましょう。
1.他通貨との関係
英ポンドの動きをみてみると、米ドルと相反関係の傾向があります。
また、英ポンドに材料が無い場合には、ドルやユーロ、円などの相関関係で相場が動くという特徴もあります。
そのため、「ドル・円」や「ユーロ・円」の値動きに注意をしておかなくてはなりません。
また、「英ポンド・ユーロ」「英ポンド・ドル」の通貨ペアの動きもなどもチェックしましょう。
2.英ポンドの情報
英ポンドのレートは、米ドルやユーロのようにニュースなどで報道される機会は多くありません。
WEBなどの情報を積極的にチェックして、情報収集に努めましょう。
3.英ポンドの流通量
英ポンドの流通量は、それほど多くありません。
そのため、比較的値動きの激しい通貨としても知られています。
対円相場では、で1日に2円動くことも珍しくはありませんので、タイミングをとらえれば、デイトレードでも十分な利益をあげることができます。